思いがけないつながりに感謝!(中国新聞)
とてもうれしい出来事がありました。
1月17日の中国新聞ヤングスポットに本校児童の投稿が掲載されました。
「学校の伝統を次の世代に」というタイトルで、マーチングバンドの活動を通して感じていることを綴ったものです。60年近く続いているバンド活動。なかなか音が出なくて苦しかった時期を乗り越えて今は楽しく活動していること。そして、自分たちがこうして頑張ることで次の世代に受け継いでいってもらえるからこそ頑張ろうと思っていることを素直に書いていました。
5年生の学習で意見文を書いたそうです。全員がそれぞれのテーマで今考えていることを文章にして、全員が応募しました。私も原稿の段階で見せてもらいましたが、子どもたちはこんなことを考えているんだなと一人一人の顔を思い浮かべながら楽しく読みました。その1作品が掲載されたわけです。
さて、その後・・・
1月29日の同じく中国新聞「広場」のコーナーに掲載された記事を見つけて驚きました。
「伝統継ぐ児童に母校思う」というタイトルです。
前述の児童の投稿を読んでくださった本校の卒業生の方の投稿でした。
ヤングスポットを読んで、もしかしたら自分の母校かもと思われたそうです。練習を頑張ってきた子どもの思いが伝わってきてご自身の記憶と結びついたとのことでした。懐かしくなって本校のHPをご覧くださったそうで、母校での様子を知っていただき、ご自身も繋いでこられたバンドがこうして後輩たちの手でつながっていることを喜んでくださる内容でした。
投稿された方は現在は町外にお住いのようでした。少し離れたところでこうして母校に触れていただき、懐かしく思ってくださったことが本当にうれしく、職員も子どもたちもこのつながりを喜んでいます。
本当にありがとうございます。
「あなたの記事にこんなお返事の記事が載っているよ」と伝えると
「わぁ、うれしいです。読んでくださった方がおられるのですね」と自分の文章が誰かに届いたことを心から喜んでいました。
思いを綴るという活動は、自分の内面と向き合うことです。そして、それが誰かに伝わる(内容だけでなく感情のひだも)ことはさらに私たちを豊かにしてくれます。
加計小をこうして応援してくださる方が私たちの周りにはたくさんいることを感じることができた出来事でもありました。
子どもたちの気持ちが保護者や地域の皆さんに伝わるような加計小学校でありたいと思います。